アペキソゲネーシス
apexiogenesis



アペキソゲネーシス(アペキソゲネシス、アペキソジェネシス)とは、根未完成歯の根尖が、セメント質によって封鎖される治癒形態のことです。

歯が生えて間もない頃にはまだ根尖が完成しておらず、漏斗状に開いているため、適切な根管充填が行えません。

このような「根未完成歯」に対しては、アペキソゲネーシスによる根尖の封鎖を期待して、歯髄を全て取ってしまわずに、歯冠部の歯髄のみ除去し、根尖部の歯髄を残しておく場合があります。(生活歯髄切断法)

アペキソゲネーシスは理想的な根尖の治癒形態ですが、アペキソゲネーシスが成功するためには根尖部の歯髄が生きていることが条件となります。

歯髄が完全に壊死・壊疽している場合には、アペキソゲネーシスによる治癒は期待できないため、硬組織による封鎖であるアペキシフィケーションを試みることになります。






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