ブラックトライアングル
black triangle
ブラックトライアングルとは、歯と歯の間(隣接面)に三角形の隙間が開き、黒く見えてしまうことです。
(ダークトライアングルと呼ばれることもあります)
歯周病や加齢など、何らかの原因で歯茎(歯間乳頭)が下がったり(歯肉退縮)、矯正治療の際の抜歯などで歯の数が少なくなったりすることで、ブラックトライアングルが目立ってくることがあります。
また、詰め物やクラウン(被せ物)の隣接面の形態も、ブラックトライアングルに大きな影響を与えます。
ブラックトライアングルの主な治療法
・歯や詰め物・クラウンの形を修正する。
・歯と歯の間の歯茎(歯間乳頭)の回復を待つ。
(治療直後の場合には、しばらく様子を見ることによって「クリーピング」という歯茎の自然回復が起こる場合があります)
・歯肉移植や結合組織移植などの外科処置を行う。
・咬合調整を行う。
(咬合(噛み合わせ)が歯肉退縮の原因と考えられる場合には、噛み合わせを調整することで、歯肉退縮が改善する場合もあります)
・歯肉を回復させると言われている歯磨き粉(コンクールリペリオ)を使ってみる。
(どの程度の効果があるのかは分かっていませんが、とりあえず使って悪くなることはないので、試してみる価値はあるのではないかと思います)
・エクストルージョンを行う
(かなり裏技的な方法なので、行っている歯科医院は多くありません)
・ラミネートベニアを応用する。
※歯並びや歯・骨の状態によっては、上記の方法を用いてもブラックトライアングルの改善が難しい場合があります。