C0、要観察歯、ホワイトスポット
C0とは、歯の表面がほんの少し溶かされて白くなっている状態で、虫歯の初期段階です。
「初期虫歯」と呼ばれることもありますが、C0は厳密にはまだ虫歯ではないので、正確には「要観察歯」や「ホワイトスポット」と言います。
C0の段階で、フッ素を使ったり歯磨きを頑張ったりして虫歯予防を強化すれば、歯は再石灰化によって元通りになりますが、虫歯がC1、C2・・・と進行してエナメル質に穴があいてしまうと、再石灰化では元に戻らなくなってしまいます。
また、C0は唾液で歯が濡れている状態ではほとんど分かりませんので、患者さんが虫歯に気が付いたときにはすでに自然治癒が期待できない程度まで進行しているということがよくあります。
⇒参考:虫歯【治療法・予防法】
【蛇足説明】
ちなみに、C0の「0」は「ゼロ」ではなく、「observation 」(観察)の略です。