第二象牙質、第三象牙質、修復象牙質、補綴象牙質、デンチンブリッジ
secondary dentin、reparative dentin、dentin bridge
第二象牙質とは、歯の歯根完成後に作られる象牙質のことです。
第二象牙質にもいろいろな呼び方があり、その由来によっても呼び方が変わります。
【第三象牙質、修復象牙質、補綴象牙質、デンチンブリッジ】
様々な刺激が加わった際に生体の防御反応として、歯髄の細胞が歯髄腔内に作る二次的な象牙質のことを、第三象牙質(修復象牙質、補綴象牙質、デンチンブリッジ)と呼びます。
いろんな呼び方がありますが、全て同じものです。
また、これらをひっくるめて第二象牙質(広義)と呼ばれることもよくあります。
この第三象牙質が作られることによって外来刺激が遮断され、歯髄が守られることになります。
第三象牙質は生えたての歯ではほとんど存在せず、萌出後時間が経って様々な刺激にさらされてきたような歯に多く見られます。
また、水酸化カルシウムやMTAを使って覆髄を行い、意図的に第三象牙質の形成を促すような治療法もあります。
【生理的二次象牙質】
様々な刺激が加わった際に作られる第三象牙質に対して、正常な状態で作られる第二象牙質のことを生理的第二象牙質と呼ぶ場合もあります。