下顎安静位
rest position of mandible、RP
下顎安静位とは、顎の力を抜くことにより自然に下顎が誘導された状態での下顎位で、通常、咬頭嵌合位の2〜3mm下方に位置していています。
下顎安静位は中心位と同様に歯牙の状態に影響を受けることがないので、咬合平面が乱れているような症例や、無歯顎の症例での下顎位の決定に役立てることができます。
また、下顎安静位は頭位によって変化してしまうので、下顎安静位を採得する際には常に頭位を一定にして行う必要があります。(通常、カンペル平面かFH平面と平行にします)