口腔癌,口腔ガン
oral cancer、carcinoma of the oral cavity
口腔癌とは、口の中にできる癌の総称です。
口腔癌の症状
・触ると硬い(硬結を触れる、しこりがある)
・境界が不明瞭
・潰瘍を形成
・見た目がグロテスク
・自然出血がある
・リンパ節が腫れる
・痛みがある
・しばしば白板症や紅板症を伴う
口腔癌の症状には上記のようなありますが、必ずしも全ての条件を満たしているとは限りません。
また、他の疾患との鑑別も必要になります。
正確に診断するためには、大学病院などの専門機関で組織検査を行う必要があります。
口腔癌の治療法
放射線治療、化学療法(抗癌剤など)、外科療法(切除など)を併用、あるいは単体で行います。
口腔癌の生存率・予後
口腔癌全体の5年生存率の平均は、約63〜65%。
(1980年代後半〜1990年代前半に報告された症例統計の平均)
(ガンの進行度によって、生存率・予後は大きく異なります)
口腔癌の種類
・舌癌
・歯肉癌
・口底癌
・頬粘膜癌
・口唇癌
・硬口蓋癌
口腔癌の発生頻度
口腔癌の発生頻度は、癌全体の約1〜2%程度です。
最も多いのは舌癌で、口腔癌全体の約30%、次いで歯肉癌が約25%、口底癌が約10%、頬粘膜癌が約7%、最も少ないのは口唇癌で約1〜2%です。
口腔癌の発生頻度
口腔癌の発生頻度は癌全体の約1〜3%程度と、決して多くはありません。
年齢分布では、50歳代以降が約75%を占めています。