歯槽膿瘍,根尖膿瘍
alveolar abscess
歯槽膿瘍(根尖膿瘍)とは、虫歯が進行して根管内に感染が起こり、根尖に膿瘍を形成したもので、根尖性歯周炎のひとつです。
歯槽膿瘍(根尖膿瘍)は、レントゲンで見ると黒く見えます。
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歯槽膿瘍(根尖膿瘍)が起こると、歯の違和感や痛み、歯のぐらつきなどの症状が出てきますが、重症の場合には顔まで腫れることもあります。
症状だけだと歯周病が原因で起こる歯周膿瘍と非常に似ているので、かならずレントゲンなどの検査を行って鑑別診断をする必要があります。
歯槽膿瘍(根尖膿瘍)が出来てしまった場合には、徹底した根管治療を行うことにより治癒を目指しますが、それでも治癒しない場合は歯根端切除や抜歯などが必要になる場合もあります。
また、膿瘍に対しては膿瘍切開、痛みや発熱に対しては抗生物質や消炎鎮痛剤の投与を行います。