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支台築造とは?
虫歯で歯を削ったり、何らかの理由で歯が欠損し、そのままではクラウン(被せ物・差し歯)を被せられない場合には、人工の土台(コア)で欠損した部分を補う必要があります。
この歯の土台(コア)を作る治療のことを「支台築造」と言います。
この歯の土台(コア)を作る治療のことを「支台築造」と言います。
歯の土台(コア)の種類
保険の土台(コア)
保険外の土台(コア)
歯の土台(コア)はとっても重要です!
どんなに質の良いクラウンをかぶせたとしても、土台(コア)が悪ければ全く意味がありません!
逆に、コアがしっかりしていれば、後からクラウンを変えることは可能です。
しかも、コアは一度装着すると外すのが非常に困難で、無理に外そうとすると歯が割れて抜歯になってしまうことすらあります。
そのため、「土台(コア)はやり直しの出来ない治療」だと思っていた方が良いと思います。
(実際はやり直しをすることも多いのですが、やり直しのたびに歯が削られてしまうので、治療回数はできるだけ減らすのが得策です)
逆に、コアがしっかりしていれば、後からクラウンを変えることは可能です。
しかも、コアは一度装着すると外すのが非常に困難で、無理に外そうとすると歯が割れて抜歯になってしまうことすらあります。
そのため、「土台(コア)はやり直しの出来ない治療」だと思っていた方が良いと思います。
(実際はやり直しをすることも多いのですが、やり直しのたびに歯が削られてしまうので、治療回数はできるだけ減らすのが得策です)
保険の土台(コア)と保険外の土台(コア)の違いについて
[治療費]
《保険》
約530〜760円
※保険適用3割負担の場合
※クラウン(被せ物)の料金は別途かかります
《保険外》
1〜3万円程度
※あくまでも相場ですので、歯科医院によって料金には大きな差があります
※保険外のクラウン(被せ物)の中に、保険外のコアの料金が含まれている場合もあります
[種類]
《保険》
《保険外》
[保険と保険外の内容の違い]
土台(コア)に関しては、保険では特に材質の規定は無いため、実は保険でどんなコアでも「メタルコア以外のコア」として保険で製作は可能です。
しかし、コアの保険点数が非常に低いため、手間をかけたり良い材料を使ったりすると、確実に赤字になってしまいます。
(例えば、ファイバーコアは材料代だけで1本600〜800円以上、技工士に製作依頼すると3000円以上かかることがほとんどです)
そのため、保険ではほとんどの場合、銀合金のメタルコアが使われています。
ゴールドコアはアレルギーの可能性が低い、ファイバーコアは歯が折れにくい、審美的に優れている等の利点がありますが、そういった材料的な理由よりも治療の丁寧さ、テクニック、残っている歯の状態といったもののほうが、予後に大きく影響します。
[保険と保険外で違ってくる可能性が高いもの]
など
【保険のコア】
保険のコア(土台)であるメタルコアには通常、銀合金が使われていますが、
などの問題点があります。
ただし、歯の欠損が比較的少なく、十分なフェルールがあり、歯医者さんが精密な治療を行うことができれば、保険の土台(コア)でもかなり長持ちするものを作ることが可能です。
⇒参考:フェルール(帯環効果)
【保険外のコア】
保険外のコアには主に、ゴールドコア(金の土台)とファイバーコア(ファイバーの芯+プラスチック)がありますが、ゴールドコアはアレルギーのリスクを減らすことができたり、ファイバーコアは審美的に優れていてアレルギーの不安も少なく、再治療も比較的容易であるなど、それぞれ利点があります。
ただし、保険外の土台でも長持ちするかどうかは、材料的なことよりも、歯医者さんの知識・技術・テクニックが重要になってきます。
《保険》
約530〜760円
※保険適用3割負担の場合
※クラウン(被せ物)の料金は別途かかります
《保険外》
1〜3万円程度
※あくまでも相場ですので、歯科医院によって料金には大きな差があります
※保険外のクラウン(被せ物)の中に、保険外のコアの料金が含まれている場合もあります
[種類]
《保険》
- メタルコア(銀の土台)
- メタルコア以外のコア(レジン、セメントなど)
《保険外》
- ゴールドコア(金合金)
- ファイバーコア(レジンコアの中に、FRC(ガラス繊維強化樹脂)という支柱(ポスト)を入れたもの)
[保険と保険外の内容の違い]
土台(コア)に関しては、保険では特に材質の規定は無いため、実は保険でどんなコアでも「メタルコア以外のコア」として保険で製作は可能です。
しかし、コアの保険点数が非常に低いため、手間をかけたり良い材料を使ったりすると、確実に赤字になってしまいます。
(例えば、ファイバーコアは材料代だけで1本600〜800円以上、技工士に製作依頼すると3000円以上かかることがほとんどです)
そのため、保険ではほとんどの場合、銀合金のメタルコアが使われています。
ゴールドコアはアレルギーの可能性が低い、ファイバーコアは歯が折れにくい、審美的に優れている等の利点がありますが、そういった材料的な理由よりも治療の丁寧さ、テクニック、残っている歯の状態といったもののほうが、予後に大きく影響します。
[保険と保険外で違ってくる可能性が高いもの]
- 型取りの精度
- コアの精度
- コアの使用材料
- 治療時の使用器材
- 治療時間
- 説明時間
- 歯医者さんが勉強・技術習得にかけている時間・費用
など
【保険のコア】
保険のコア(土台)であるメタルコアには通常、銀合金が使われていますが、
- 硬すぎるため、金属の「くさび効果」により、歯の根っこが割れてしまうということがある。
(この場合、高確率で抜歯になります) - 太く長いコアを入れていた場合には、根の病気が再発した時の再治療が困難な場合がある。 (コアの除去時に歯が割れて、抜歯になってしまうこともあります)
- 前歯にオールセラミックを被せる際に、コアの金属が透けて見えるので、色調の再現が困難。
- 金属アレルギーの問題。
などの問題点があります。
ただし、歯の欠損が比較的少なく、十分なフェルールがあり、歯医者さんが精密な治療を行うことができれば、保険の土台(コア)でもかなり長持ちするものを作ることが可能です。
⇒参考:フェルール(帯環効果)
【保険外のコア】
保険外のコアには主に、ゴールドコア(金の土台)とファイバーコア(ファイバーの芯+プラスチック)がありますが、ゴールドコアはアレルギーのリスクを減らすことができたり、ファイバーコアは審美的に優れていてアレルギーの不安も少なく、再治療も比較的容易であるなど、それぞれ利点があります。
ただし、保険外の土台でも長持ちするかどうかは、材料的なことよりも、歯医者さんの知識・技術・テクニックが重要になってきます。
どの土台(コア)を選べばいいの?
土台(コア)には様々な種類があり、それぞれ材料的な利点・欠点はありますが、良い土台(コア)が出来るかどうかは土台の材質だけではなく、歯医者さんの知識・テクニックや、患者さんの歯の状態(特にフェルール)などにも大きな影響を受けます。
土台で一番問題になってくるのは、土台を入れた歯の再治療が必要になった時で、この時に歯が割れてしまうと高確率で抜歯になってしまいます。
また、前歯に金属の土台を入れている場合には、将来セラミックなどの見た目の良い被せ物(クラウン)にしようと思った時に、困ってしまうこともあります。
その上、土台を除去する際には少なからず自分の歯が削られるので歯が薄くなり、割れやすくなってしまうという問題もありますので、出来る限り再治療(リトリートメント)可能な土台のほうが安心ではないかと思います。
そうなると、レジンコアやファイバーコアのほうが金属よりも再治療はしやすく見た目も良いのでおすすめなのですが、これらのコアはメタルコアに比べると歯医者さんのテクニックが必要になり、また、歴史も浅いため、長期的な予後に不安が残るという問題もあります。
いずれにしても、歯が少しでも多く残っていたほうが土台を作る際に有利ですので、そういった意味でも、虫歯がある人はなるべく早く歯科医院へ行ったほうが良いと思います。
⇒参考:精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?
※歯科医院によっては、保険外の土台(コア)を取り扱っていない所もあります。
土台で一番問題になってくるのは、土台を入れた歯の再治療が必要になった時で、この時に歯が割れてしまうと高確率で抜歯になってしまいます。
また、前歯に金属の土台を入れている場合には、将来セラミックなどの見た目の良い被せ物(クラウン)にしようと思った時に、困ってしまうこともあります。
その上、土台を除去する際には少なからず自分の歯が削られるので歯が薄くなり、割れやすくなってしまうという問題もありますので、出来る限り再治療(リトリートメント)可能な土台のほうが安心ではないかと思います。
そうなると、レジンコアやファイバーコアのほうが金属よりも再治療はしやすく見た目も良いのでおすすめなのですが、これらのコアはメタルコアに比べると歯医者さんのテクニックが必要になり、また、歴史も浅いため、長期的な予後に不安が残るという問題もあります。
いずれにしても、歯が少しでも多く残っていたほうが土台を作る際に有利ですので、そういった意味でも、虫歯がある人はなるべく早く歯科医院へ行ったほうが良いと思います。
⇒参考:精密な虫歯治療をしてくれる歯医者を探すには?
※歯科医院によっては、保険外の土台(コア)を取り扱っていない所もあります。
支台築造(歯の土台・コア)
土台(コア)の種類
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