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保険の総入れ歯とは?
国民健康保険などの保険を使って総入れ歯(総義歯)を作る場合には、義歯床がプラスチックのものになります。
プラスチックの総入れ歯は分厚くなりやすかったり、安定せずに違和感が強くなりやすかったりすることがありますが、料金が安い、修理がしやすいといったメリットもあります。
保険の総入れ歯の費用・値段
約1万円
(上下どちらか片方のみの値段。保険適応3割負担の場合)
※入れ歯本体の値段、診断料、型取りの費用、装着料等を全て含んだ料金です。また、 1度保険で総入れ歯を作ると6ヶ月間の間は、保険で総入れ歯を作ることはできません。
保険の総入れ歯のメリット
- ほとんどの症例で使用することができる。
- 保険適応なので安価。
保険の総入れ歯のデメリット
- 咀嚼能率(ものを噛む能力)が低い。(天然の歯の約10~20%)
- 違和感が強い。
- アゴの骨がだんだんと痩せてくることで、徐々に合わなくなってくる。
(定期的な調整が必要) - 落ちたり外れたりしやすい。
保険の総入れ歯の治療期間
最短で通院5回。約2~5週間。
(型取り→精密な型取り→噛み合わせの決定→仮入れ歯の試適→装着)
※ただし、粘膜に問題があった場合などにはそれに対する治療を行う必要があるので、治療期間が上記よりも長くなります。
(型取り→精密な型取り→噛み合わせの決定→仮入れ歯の試適→装着)
※ただし、粘膜に問題があった場合などにはそれに対する治療を行う必要があるので、治療期間が上記よりも長くなります。
総入れ歯の使用に関しての注意事項
- 義歯にとって不適当な食物(ザーサイなどの「しんなり」したもの)があるので、義歯装着当初は避ける。
- 最初は食べやすい食物を選び、小さく切って食べるようにする。
- 出来るだけ両側で噛むように気を付ける。
- 熱い食物に気を付ける。(義歯には温度感覚がないため)
- 前歯の義歯の場合、前歯での噛み切りはほとんど出来ない。
- 最初は発音しにくいことがあるので、声を出して本を読むなどの発音練習をする。
- 圧迫感がある場合には義歯を時々外し、しばらくしてから再び装着するようにする。
これを繰り返しながら、徐々に装着している時間を長くするようにする。 - 痛みがある場合には義歯を外しておき、歯医者さんに義歯の調整をしてもらう。
- アゴの骨が少しずつ溶けていくことで合わなくなってくるので、定期的な調整が必要。
総入れ歯のお手入れの方法
義歯(入れ歯)を清潔に保つことは、残っている歯が虫歯になるのを防いだり、歯ぐきや粘膜が炎症を起こすのを防ぐために非常に重要です。
※ケースによっては、寝る時も義歯を装着したままにするように歯科医師が指導する場合があります。そのような場合には、担当の歯科医師の指示に従って下さい。
- 義歯は流水下で義歯専用のブラシを使って清掃する。
- 必要に応じて義歯清掃剤(ポリデントなど)を使用する。
- 磨き砂などの研磨剤は義歯を傷付けるので使用しないこと。
- 寝る時は、基本的に義歯は外しておく。
(外した義歯は良く洗い、コップなどに水を入れその中に保管しておくようにする)
※ケースによっては、寝る時も義歯を装着したままにするように歯科医師が指導する場合があります。そのような場合には、担当の歯科医師の指示に従って下さい。
総入れ歯(総義歯)
総入れ歯(総義歯)の種類
歯科相談室
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