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メルマガ 【歯オタク育成】 2007/05/20
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第5回 「保険と保険外の違い 保険外編:その1」
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皆さん、こんばんは!
歯チャンネル運営者の田尾です。
最近運動不足で、お腹がメタボリックなことになってきました・・・
まだ26歳なのに・・・
で、実は知人(40歳)が最近話題のビリーズブートキャンプで
なんと! 1週間で3kg減、ウエスト-5cmになったというので、
僕も買っちゃいました・・・
ただ、家族がいるとなんだか恥ずかしくて出来ないので、
一人になった時にこっそりやってみようかと思っております・・・。
(DVDとビリーバンドは、まだ僕の部屋で眠っています・・・)
そろそろ家族の隙をみて始めようと思うので、
結果はまたメールマガジンでお知らせしますね。
《ビリーズブートキャンプ》
//px.a8.net/svt/
さてさて、ビリーさんの話はここまで。
前回は保険について色々と書かせて頂きましたが、
今回は皆さんお待ちかね?保険外の歯科治療についてです。
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ピンからキリ!それが「保険外」!
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一般的な認識としては、
保険治療 : 安いけど、治療のレベルはそこそこ
保険外治療 : 高いけど、治療のレベルも高い
という感じだと思いますが、
保険外治療というのは何もかもがピンキリです。
歯科医院によって保険外の治療内容は様々ですし、
治療費が高いからといって治療のレベルが高いとも限りません。
本当に良い治療を提供したいから・・・という理由で保険外を勧める人もいますし・・・
本当に稼ぎた・・・ピ―――――――――――――――――――――(放送禁止)
とにかく、良い保険外治療を受けるためには、
その治療が本当に価値があるのかどうかを見抜く「目」を養う必要があります。
というわけで今回から数回に分けて、
「価値ある保険外治療を見抜くポイント」を挙げていきたいと思います。
これから歯科治療を受けられる方、必見です!
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保険外のクラウン(被せ物・差し歯)でのポイント --------------------------------------------------------------
保険外で見た目の良いクラウン(被せ物・差し歯)を作る際には、
次のポイントに気を付けてみてください。
きっと、良い治療が見分けられるようになるはずです。
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【根管治療(歯の神経・根の治療)にラバーダムを使っているか?】
保険外のセラミック(陶器)のクラウンは非常に見た目が良いですが、
割れやすいということを気にされている方も多いかと思います。
しかし!
実は保険外のセラミッククラウンがダメになるのは割れるからではなく、
クラウンを被せた後に根っこの病気が再発してしまい、
その治療のために壊して外さなくてはならなくなったということのほうが
圧倒的に多いのです!
これは知らない人が非常に多いのですが、もし根っこの病気になってしまうと、
クラウンやブリッジなどは壊して外さねばならず、再利用は出来ません!
なので、ちゃんとした根管治療をせずに保険外のクラウンを勧めているような
歯医者さんを見ると、同業者としては非常に複雑な気持ちになります・・・。
★保険外のクラウンにするのであれば、まずはちゃんとした根管治療をする!
・・・これが鉄則です!!
では、「ちゃんとした根管治療」とは何なのかというと、
これを見分けるにはひとつ大きなポイントがあります。
それは、「ラバーダム」というものを使っているかどうかです。
《ラバーダム》
/jiten/rubber-dam.html
そんなの聞いたことないし見たことも無い!という人も多いかと思いますが、
このラバーダムは日本では驚くほど使用されていません。
ラバーダムについて書き出すと超長くなるので、
また別の機会に詳しくやりたいと思いますが、
とにかく、このラバーダムを使うか使わないかが、
根管治療に力を入れているかどうかを見分ける際の大きな目安になります。
《根管治療(歯の神経・根の治療)》
/musiba/root-treatment.html
前歯の場合など、ケースによっては必要ないかな?という時もありますが、
奥歯の根管治療をする際には必ず必要になります。
しかし、ラバーダムを使って特に効果があるのは「初回治療」の時なので、
以前ラバーダム無しで治療していた歯の根の病気が再発した場合などでは、
ラバーダムの効果は半減してしまいます・・・。
実は根管治療が不十分になってしまうことは、将来、
その歯が抜歯になってしまうかどうかにまで大きく影響してきます。
というわけですので、保険外のクラウンを歯医者さんに勧められている人は、
まず根管治療がしっかりとされているのかどうかということを確認して下さい。
もし根管治療に全くラバーダムを使っていないようであれば、
保険外のクラウンにするのはとりあえずやめておいたほうが良いかもしれません。
クラウンは後からでも良いものにやり直せますが、
根管治療は最初(初回治療)が一番肝心ですので、
後から良いものにやり直すということが出来ません。
根管治療をしっかりやり直したとしても、
初回治療がしっかりと行われていない場合、成功率が低くなってしまいます。
《根管治療(歯の神経・根の治療)》
/musiba/root-treatment.html
★保険外のクラウンにするのであれば、まずはちゃんとした根管治療をする!
これだけは肝に銘じておいて下さい!
ラバーダムについては、
当サイトの歯科相談室でも相当議論されています。
《ラバーダム:歯科相談室》
/soudann/sou-raba-damu.html
これをしっかりと読み込めば、
ちょっとした歯医者さんよりもラバーダムに詳しくなってしまいますので、
興味のある方はぜひじっくり読んでみて下さいね。
次回は、「価値ある保険外治療を見抜くポイント」について、
さらに説明していきたいと思います。
乞うご期待!
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