コーヌステレスコープは残っている歯に金属冠をかぶせ、その上に入れ歯を装着するので、クラスプが必要ありません。
1980年代頃には「見た目が良い」「機能的にも優れている」という理由から、コーヌス・テレスコープ義歯は理想的な入れ歯として大流行?していました。
しかし、入れ歯が入らない、はずれる、一度入った入れ歯がはずれない等のトラブルが相次いだため、だんだんと行っている歯科医院が減っていきました。
このトラブルの原因はやはり技術的なものなのですが、どうやら現在の技術では理想的なコーヌステレスコープは製作不可能!というのが結論のようです。
ただ高度な技術を持った歯科医院であれば、100%完璧なものは無理でも、かなり理想に近いコーヌス・テレスコープ義歯を作ることが可能です。
そのような歯科医院ははっきり言ってごく少数だと思いますが、高品質なコーヌステレスコープを提供してくれる歯科医院で治療が受けられれば、他の治療法よりも優れた治療結果を期待することができます。
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