舌側矯正(リンガルブラケット)とは、ワイヤーやブラケットなどの矯正装置を全て歯の裏側に付けるので、表側からは矯正をしていることがほとんど分からなくなる方法です。
最も目立たない方法ですが違和感が強いこと、治療期間が長くなる傾向があること、歯を並べることが難しくなること、治療費が割高になる(約1.5倍)ことなどのデメリットもあります。 |
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表側からは矯正をしていることがほとんど分かりません |
- 装置を全て歯の裏側に付けるので、表からは矯正をしていることがほとんど分からない。
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- 歯の裏側に装置があるので、違和感が強い。
- 治療期間が長くなる傾向がある。
- 歯をきれいに並べることが技術的に難しくなる。
- 治療費が高い。(通常の矯正の約1.5倍。100~150万円)
- 矯正中は基本的に虫歯になりやすくなるので、注意深く歯のケアを行わないと虫歯が出来てしまう恐れがある。
- 矯正によって歯根吸収(歯の根っこが溶けてしまうこと)が起こってしまうことがある。歯根吸収の原因は不明だが、万が一重度の歯根吸収が起こってしまった場合には、矯正治療の中止や、歯の連結・固定などが必要になることもある。
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舌側矯正は基本的には一般的なワイヤーを使った矯正と同じような治療の流れで行われますが、矯正の治療期間は通常のワイヤーを使った矯正よりも長くなる傾向があります。
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まずは矯正を行うにあたり必要な検査を行いますが、虫歯があったり歯周病があったりする場合には、矯正を始める前にそれらの治療を終えておく必要があります。
また、ケースによっては何本か歯を抜くことが必要になることもあります。
(特に親知らずは、多くのケースで抜くことになります)
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この期間は、患者さんの状態により大きく異なりますが、通常のワイヤーを使用した矯正では平均的には2~3年程度、歯を抜かずに済むような簡単な矯正では6ヶ月~1年程度、難しいケースでは3年以上かかることもあります。
舌側矯正の場合にはこの治療期間が、比較的長くなる傾向があります。
矯正期間中は、ワイヤー調整のために1~2ヶ月に1回程度通院する必要があります。
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矯正で動かした歯は、放っておくと必ず元に戻ろうとします。そのため、矯正が終わった後には歯の後戻りを防ぐために「保定」というものを行わなくてはなりません。
保定には取り外し式の装置を使う方法や歯に針金を貼り付ける方法など様々な方法があり、期間も1~2年程度のものから一生のものまで様々です。
この「保定」をちゃんと行わないと、せっかくきれいに並んだ歯が後戻りしてしまいます。
(保定期間中も数ヶ月に1回程度通院が必要になることがあります)
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矯正基本料 |
約100~150万円
(上下とも矯正を行った場合。大体の相場です) |
相談料 |
無料~5000円程度
(矯正基本料に含まれている場合もあります) |
診査・診断料 |
約3~10万円
(矯正基本料に含まれている場合もあります) |
ワイヤー調整料 |
1回3000円~1万円程度
(ワイヤーの調整は、多くの場合1~2ヶ月に1回程度) (矯正基本料に含まれている場合もあります) |
医療費控除 |
矯正は、医療費控除の対象となる場合があります
⇒矯正の医療費控除 |
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