ホワイトニング剤に主成分として含まれる過酸化水素や過酸化尿素はエナメル質の表面構造を変化させ、象牙質の色が透けないようにします。この「マスキング効果」により、歯が本来の色よりも白く見えるようになります。(要は、すりガラスと同じ原理です)
この変化したエナメル質の表面構造は、歯の再石灰化により徐々にもとに戻ります。
ホワイトニングを行った場合、その白さが持続するのは大体半年~1年くらいです。そのため、ホワイトニングの白さを持続させるためには「タッチアップ」と言って、3~6ヶ月おきに追加のホワイトニングをしていく必要があります。
ちなみに、「クラウン」や「ラミネートベニア」と呼ばれる人工の歯を使って歯を白くする方法では半永久的に白さが失われることはありませんが、健康な歯を削ってしまうことで二次的に虫歯になったりして、歯そのものの寿命が短くなる可能性が高くなってしまいます。
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