【原産】スイス 【製造】Strauman社(ストローマン社) 【手術】主に1回法(2回法もある) 【性状】SLA
ITIインプラントはスイスのストローマン社で製造している1回法の代表的なインプラントで、1974年から臨床応用されています。最近では、ストローマンインプラントと呼ばれています。
ITIインプラントの大きな特徴は、フィクスチャー表面の「SLA」(Sand-blasted
Large-grit
Acid-etched)という性状にあります。これはストローマン社が独自に開発したもので、フィクスチャー表面にマクロラフネスとマイクロラフネスを与え、骨とも結合「オッセオインテグレーション」を促進するというものです。
これにより、インプラント体と骨との早期の結合が期待でき、早ければフィクスチャー埋入後約6週間という短期間で上部構造を装着することが出来ます。
また、ITIインプラントの製造元であるストローマン社が行なっているインプラントの研究・科学的な文献による裏付け、生産管理などは世界でもトップクラスで、そのことと20年以上に渡る実績がITIインプラントの信用性を不動のものとしています。
現在(2006年)、インプラントの研究活動にかけている費用はITIが世界一で、今後もインプラント業界をITIがリードしていくことは間違いないでしょう。
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