顎関節症Ⅲ型は、関節円盤の障害を主徴候とするものです。
顎関節症Ⅲ型は関節円盤の復位を伴うか伴わないかによって、さらに a と b の2つに分類されます。
a:関節円盤の復位を伴うもの
開閉口時のクリックや、下顎頭の引っかかりを診断の手がかりとし、確定診断はMRIによる関節円盤の位置異常と、顎運動中における関節円盤の復位の確認によって行ないます。
b:関節円盤の復位を伴わないもの
開閉口時のクリックやその突然の消失、開口障害や開閉口時の疼痛などを診断の手がかりとし、確定診断はMRIによる恒常的な関節円盤の位置異常の確認によって行ないます。
また、画像診断で骨の変形が確認されたものは除外します。
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